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ビットコイン投資の特徴~やさしいビットコイン入門~


2009年に誕生し、今日まで世界中で利用者を増やしてきたビットコイン。2020年現在、誕生からまだわずか12年目ですが、時価総額が2000億円を超えるまでに市場規模は拡大しています。日本国内だけでも一日に、百億円~数百億円の取引が行われるほどの金融資産に成長しました。
ビットコインへの投資の特徴を他の投資対象資産と比較しながら見ていきましょう。

 
 
1.ビットコイン投資の特徴

ビットコイン投資の特徴には、①取引時間、②投資金額、③価格変動の大きさ、の3つがあります。

 
 

①取引時間

〇国内株式
国内株式の取引時間は、東京証券取引所が開いている平日9時~11時30分、12時30分~15時となっています。土日に加え国内の法定休日も取引ができないので、年間で120日ほど売買ができない日があります。
※PTS(私設取引システム)を除く。
※東証以外の市場(名証/札証/福証)は15:30まで

〇FX (外国為替取引)
FXの取引時間は、日本時間で月曜日午前7時から土曜日午前7時までです。
※米国サマータイム適用期間は月曜日午前6時から土曜日午前6時まで

〇ビットコイン
ビットコインは、土日も含め24時間365日取引ができるため、誰でも時間に縛られず投資時間を確保しやすくなっています。
※取引所・販売所ごとに取引のできないシステムメンテナンス時間が設定されていることがあります。
*当社の場合は毎週水曜日13時から16時がメンテナンス時間となっております。*

 
 

②投資金額

次に投資金額ですが、こちらは2020年10月5日終値を基にした簡単な比較表です。
〇国内株式
日経225ETF(1320)の投資例です。日経225ETF(1320)の最低取引単位1で取引する場合の投資金額は、
23,940(日経225ETF-1320)×1(単位)=23,940円
この金額に証券会社ごとの手数料を加えた金額が最低投資金額になります。
※2020年10月5日終値(出所ブルームバーグ)

〇FX(外国為替取引)
FXでUSD/JPYを売買する際に一般的に採用されている10,000通貨単位、レバレッジ25倍で取引をすると、
※105.75円(USD/JPYレート)×10,000(通貨単位)÷25(レバレッジ)=42,300円
※2020年10月5日終値(出所ブルームバーグ)

〇当社でのビットコイン投資
当社ではビットコインを0.001単位から購入することが可能なため、
最小単位の数量0.001BTCを購入する場合
※114万6,969円(ビットコインの価格)×0.001BTC(数量)=1,146円 と1,000円台から購入可能なので、
価格自体は114万6969円と出ていますが、0.001単位で買えば初めて投資をする方にとっても敷居は決して高くありません。

 
 

③価格変動の大きさ

日々の価格変動幅を様々な金融資産と比較してみましょう。
こちらは年初来から9月末までの終値変化率の中央値の表です。

ビットコインは今年の3月12日から13日にかけては新型コロナウイルスの影響により、24時間で価格が40%を超える下落をした場面もありましたが、マーケットでは各所でも乱高下が発生していました。なかでもWTI原油先物価格は、史上初のマイナスまで売り込まれた場面もありました。このように、年初では約60ドルでスタートしたものが、9月末時点では約40ドルと大幅に値下がりをしているWTI原油先物のように、値段の戻りが鈍い商品もあります。
上記の表から、他の商品と比べてビットコインは1.31%と日々の変動率が大きいことがわかります。これは短期間で大きく損失を発生させてしまう可能性があると同時に、大きく利益を得るチャンスもあるため、当社では極力指値・逆指値を利用したリスクコントロールを心掛けて頂くよう注意を促しております。

 
 

1.ビットコイン価格の推移
ビットコイン価格が誕生からこれまでどのような動きをしてきたのか、影響のあった出来事とともに見ていきましょう。

2008年にサトシ・ナカモト(仮)という正体不明の人物/グループが発表した論文を元に、ブロックチェーンと呼ばれるデータ記録の仕組みで動く、中央管理者(法定通貨における政府や中央銀行)のない決済ネットワークとして作られました。ビットコインは、誕生した2009年当初1BTCあたり約0.06円でした
 

・キプロス金融危機
2013年3月にキプロス共和国で発生した金融危機により、キプロス国内の銀行が閉鎖されたことなどで法定通貨(ユーロ)への信用が低下し、資産の逃避先としてビットコインの人気が高まりました。その結果、2013年には1BTCあたり約13万円にまで上昇しました。約4年間で実に200万倍程度も上昇したことになります。

・中国政府による金融機関のビットコイン取引の禁止令
2013年12月、過去最高値の更新最中に中国政府が金融機関によるビットコインの取引を一切禁止することを発表しました。これによって中国の暗号資産取引所が自主的に一時サービスを中止するなどの事態に追い込まれ、ビットコイン価格は大幅に下落しました。ビットコイン価格が低迷期に突入するきっかけとなった出来事です。
 
・ビットコインバブル
ビットコインの認知が広まるとともに2015年末頃から徐々に価格が上昇していき、2017年に入ると後にバブルと呼ばれるほどにビットコイン価格はさらなる高騰し始めました。同年12月には1BTCあたり200万円台に乗せ、史上最高値を付けました。背景には、ハードフォーク(分裂)やカタパルト(アップデート)、ローンチ(新発行)を繰り返し市場が成長を遂げていたことや、それまで法的な位置付けが曖昧だった暗号資産が、改正資金決済法により財産的価値があるものと定義されたこと、厳格な規制や法整備によって保有・売買することへの安心感が広がったことが挙げられます。特に最高値を記録した前後は、CME (シカゴ・マーカンタイル取引所)とCBOE(シカゴ・オプション取引所)でビットコインの先物取引が始まるなど、金融資産としての価値が世間に認められた時期でもありました。

・コインチェックへのハッキングによる盗難事件
2018年1月に、コインチェックでアルトコインのネム(NEM)がハッキングにより盗難される事件が起きました。その影響を受けて暗号資産市場は暴落し、ビットコインも大きな影響を受けました。この事件は、暗号資産のセキュリティに脆弱性があるとの印象を世間に与えることになりましたが、その後ビットコインに使用されているブロックチェーン技術がハッキングの原因ではない事が立証されました。しかし、個々の取引所における暗号資産の管理体制において、サイバー攻撃対策が不十分であることが問題視され、それによりハッキング・流出が起き盗難被害者が出た上に、直接被害を受けなかった保有者も価格の暴落による損失を受けました。また反社会的な活用の危険性などから、世界各国でビットコインを含めた暗号資産に対して規制の動きが進んだことも暗号資産市場の下落に少なからず影響を与えることとなりました。

・国内での法整備
日本において2019年3月15日に暗号資産に関する改正法案が金融庁から国会に提出されたことでさらなる法整備が進み始めました。改正法案により、それまで日本では「仮想通貨」という呼び方が一般的でしたが、世界での呼称「crypto-assets(暗号資産)」「crypto currency(暗号通貨)」と同義である「暗号資産」という呼び方が正式なものとなりました。暗号資産市場は落ち着きを取り戻し、ビットコイン価格は再び100万円台まで回復していきました。

 
〇当社では、外部ネットワークから隔離された環境下での100%コールドウォレット管理、署名については複数の署名が必要な仕組み(マルチシグ)、二段階認証、また24時間365日有人でのシステム監視・運用を行っているため、安心してお取引していただくことが出来ます。

 
 

2.2020年におけるビットコインのパフォーマンス
2020年に入ってからビットコインがどのようなパフォーマンスを上げているのかを、安全資産と言われている金と比較しながら検証していきたいと思います。

まずは、金/米ドルの2020年のチャートです。

2020年は新型コロナウイルスの影響により、2月半ばから3月半ばにかけて、株式・為替市場だけでなく原油をはじめとした商品市場にまで混乱が拡大しました。さらに、安全資産と言われている金相場にも影響が出ました。


その後、金は3月半ば以降買い戻され、2020年8月7日には史上最高値を記録しました。新型コロナウイルスの対策として、世界各国で財政支出と中央銀行の資金供給が増えたことにより、インフレヘッジとして金を保有資産の一つに組み込む動きが加速したことが上昇の要因と考えられています。

 
 
 
続いて、ビットコインの価格推移です。


ビットコインも一時的に50万円を割り込んだ今年3月半ば以降、着実に値を伸ばし、各投資対象の中での年初来パフォーマンスにおいて上位の一つとなっています。ビットコインの年初来の上昇率は約50%を超えており、この上昇率は金価格の上昇率の約25%を超えています。

上昇の背景には、現在ビットコインに対して「デジタルゴールド」という考え方が普及してきており、安全資産の一つであると認識され始め、金と同様にインフレヘッジ先としての需要も増えてきたことがあります。ビットコインは金の埋蔵量に限りがあるのと同様に発行数が限定されており、さらに発行体を持たないという点で共通点があります。そのため今後、資産の分散先として、金と同様にビットコインを保有資産の一つに組み込む動きが加速する可能性があります。

 
 

新型コロナウイルスでの相場の急落後、金とビットコインが似た動きをしているのが分かります。
2020年に入り、金価格は史上最高値を更新しましたが、ビットコインは2017年の史上最高値には至っていません。そのため上昇の余地があるという考え方もあります。
※現在価格は9月末時点のものです。

 
 
他の金融資産との比較を見てみましょう。


2020年は株式や商品先物に比べ、ビットコインのパフォーマンスが目立ちます。
※現在価格は9月末時点のものです。
 
 
 

〇ビットコインの投資例(2020年)

2020年の年初から、毎月初めに数量0.1BTCを投資した場合の損益は上記表の通りになります。
結果は、10月1日時点では¥1,003,000の投資に対し、¥120,300 の評価益となり、+11.99%となりました。

※価格は市場価格を基準にしています。
 

BTC価格=1BTCの月初の価格
購入金額=BTC価格×購入数量
平均取得価格=購入金額の合計÷購入数量の合計
購入総額=購入金額の合計
評価損益=(BTC価格×保有数量)-購入総額

〇まとめ
いかがだったでしょうか。以上の通り、ビットコインは伝統的資産と呼ばれる株や債券などとは大きく違った特徴を持っています。まだ誕生したばかりにも関わらず、暗号資産全体の市場規模は現在約40兆円で、そのうちの半分近くをビットコインが占めています。12年間という短い期間で急成長をしたビットコインですが、約600兆円の日本株式市場や、1000兆円を超す国内債券市場に比べれば、まだまだ小さく感じられますね。この成長余地を魅力と考えることもできるでしょう。