【緊急レポート】ビットコイン暴落の4つの理由/原因と今後

◆大暴落なのに普通の値動きにしか見えない
史上最高値を更新していたビットコインが、1月9日の約440万円から、1月12日にかけて約320万円まで25%以上の大幅下落となりました。まさに「大暴落」ですが、これは1月5日から一本調子で上昇していた分を丸々下げた形であり、この期間のチャートを見るとごく普通の値動きにしか見えません。ようはそれだけ上昇も異常な値幅だったということです。
チャートビットコイン4時間足/コイネージ

◆1年前の5倍以上上昇からの急ブレーキ
そもそもでビットコインは1年前の約80万円から5倍以上上昇しています。しかも2020年12月16日の約200万円から2倍以上の440万円に達するまでに1ヶ月も要していません。この急上昇に対して急ブレーキがかかったのはマーケットにおいては当然の事と言えるのではないでしょうか。
チャートビットコイン週足/コイネージ

◆理由①マーケットの自然現象
ではこの「当然の大暴落」は何が理由で起こったのでしょうか?原因は何なのか?当然とは言え気になるところです。
まず、大幅下落の背景として、急ピッチな上昇による過熱感への警戒で、投資家に「暴落する前に売りたい」という心理があり、売りが売りを呼んだというマーケットの自然現象が考えられます。

◆理由②警鐘の増加
以前から、英国金融行動監督機構などの規制当局は暗号資産(仮想通貨)投資へのリスクを呼び掛けていました。直近での急騰急落を受けてあらためて警告を発信し警戒を促しています。
また、バンクオブアメリカも直近のレポートにおいて、過去の様々なバブル相場と比べても目下のビットコインの上昇率は驚異的であり危険水域にあると指摘しています。
これらのようにビットコインの急上昇に対しての警鐘が増えてきたのも背景と言えるでしょう。

◆理由③トリプルブルーによる米ドル高
米国で大統領選に加え上院下院も民主党の勝利となる「トリプルブルー」により、米ドルが1月6日の102円半ばから反転に転じ、11日には104円半ばまで上昇したこともビットコイン暴落のきっかけと言えそうです。今やビットコインは米ドルの対義語のような存在と見なされており、急上昇してきたところでの久しぶりのドル高だけに、ビットコインを売るには十分な材料になったと思います。

◆理由④デリバティブ市場でのロングポジションの清算
直近1ヶ月での急上昇の背景でもあるビットコインのデリバティブ市場でのロングポジション(買い方)が、上記のような背景から一気に清算される動きとなり、下落に拍車をかけたと見る声もあります。デリバティブ市場では大きなレバレッジを掛けた取引が行われるため、ビットコインの現物市場よりもダイナミックに売買が行われるので大きなトレンドを生む要因となる場合があります。

◆ビットコイン人気の底堅さ
これらの暴落の背景となった理由は、どれも違和感のないものであり今回の大幅下落に多くの人が「当然、仕方ないな」と感じるのも理解できる気がします。特にこの1ヶ月の200万円からの急上昇は、さすがにやりすぎ感が否めず、むしろ300万円程度で下げ止まり、350万円前後まで戻って落ち着いている今の状況に、ビットコインの底堅い人気を感じずにはいられません。
そういう点からもスピード調整はあるにせよ、このような暴落時こそビットコインを買いたい向きにとっては買いチャンスとなるわけで、しっかりとマーケットを見て判断していきましょう。