マーケット情報

日次レポート

  • ビットコイン続伸。200万円値固めか。


    昨日のBTC/JPYは高値が¥2,032,000、安値が¥1,975,000と変動幅が¥57,000であった。
    5日移動平均は¥1,983,412、25日移動平均は¥1,828,501、100日移動平均は¥1,376,929となった。
    ビットコインは小幅に続伸。BTC/JPYは200万円を挟んだ動きが続いていたが、日本時間3日の16時過ぎから一段高となった後は大きく売り込まれる場面は見られず、200万円がサポートラインとして下支えとなる展開となっている。
    米株式市場では、NYダウが一時30,000ドルを再び上抜けし、日中の最高値更新間近まで上昇した。米国での新型コロナウイルスの感染者数・死者数が高止まりしていることへの警戒感はあるものの、追加の経済対策への期待感に加え、米新規失業保険申請件数は71.2万件と、市場予想を大幅に下回る好結果だったことで買いが優勢となった。ナスダック指数は史上最高値を再び更新。半導体関連銘柄への買いが目立ったほか、電気自動車のテスラの上昇が指数をけん引する形となった。

週次レポート

  • アジャストメント(調整)

    ウイークリーレポートチャート
    【要旨】暗号資産市場は一時、大幅な全面安となった。過熱しすぎた市場に大幅な売りが入り、利益確定(あるいは出遅れ参加者のロスカット)、CTA(Commodity Trading Advisor、アルゴ系の機関投資家)、先物ショートで構えていた投資家が一気に動いたと思われる。注意すべきは売りモメンタムが加速した時間帯である。ビットコインや他の暗号資産の全面安が加速した時間帯をよく見ると、ロンドン、ニューヨーク取引時間帯の早い時間帯(夕方くらいまで)であり、基本的にロンドン時間に大きく動いたことが示唆される。ただ、日本時間の日曜日の夜(ロンドン昼、ニューヨーク早朝)にかけて再び上昇のモメンタムは強まっているように見られる。カリフォルニア州のロサンゼルスでは外出を終始禁止する命令が出された事もビットコイン買いに拍車をかけたのかもしれない。

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    暗号資産市場は大幅な全面安となった。過熱しすぎた市場に大幅な売りが入り、利益確定(あるいは出遅れ参加者のロスカット)、CTA(Commodity Trading Advisor、アルゴ系の機関投資家)、先物ショートで構えていた投資家が一気に動いたと思われる。

    BTC/USDベースで2万ドルとの観測記事がネット上で多く取り上げられていた事から、順張りしていた投資家も沢山いたと思われる。ブルームバーグや暗号資産関連のブログやニュース記事を見ているとクラッシュ前はかなり多くの「煽り記事」が散見される(特に英文)。読者には「煽り記事」や「観測記事」には振り回されて欲しくない。

    実際、海外含む各取引所の取引残高を見ると大幅に増えており、海外に関しては順張り投資家も多くいた。デリバティブ市場でも基調的にはロング建玉が増えて来てはいたものの、この相場では逆にポジションをニュートラルに戻さないといけない機関投資家もいるかもしれない。

    興味深いのは売りモメンタムが加速した時間帯である。ビットコインや他の暗号資産の全面安が加速した時間帯をよく見ると、ロンドン、ニューヨーク取引時間帯の早い時間帯(夕方くらいまで)であり、基本的にロンドン時間に大きく動いたことが示唆される。

    一方、日本時間はほぼ横這い圏内で推移し、たまに下で拾うような動きは散見されたが相場を大きく動かす要因にはならず。日本人投資家のプレゼンスはあまり大きくなかったと考えられる。日本時間の土曜日の夜から日曜日の朝型にかけてビットコインは少し持ち直した。

    ただ、米国が夜に入り、日本人が起きて動き出す時間帯には相場は落ち着いてしまった。結局は主に欧米投資家に振り回される市場ではあるが、特段カタリストはない事には注意されたい。Facebook社のリブラ関連の報道はあったが、大々的に報じられたわけではなく、市場への影響は限定的だったと見ている。

    当たり前の話だが、カタリストがない中での相場変動は投機的なものになる。まだクロスアセットで見ると、ビットコインの割高感はあるため、調整要因のショート・モメンタムが強まる可能性は高い。とはいえ、安いと思って買っている人もいる事もまた事実であろう。そして新型コロナウイルス感染症拡大の拡大は依然として続いている。

    日本時間の日曜日の夜(ロンドン昼、ニューヨーク早朝)にかけて再び上昇のモメンタムは強まっているように見られる。カリフォルニア州のロサンゼルスでは外出を終始禁止する命令が出された事もビットコイン買いに拍車をかけたのかもしれない。恐らくはブラック・フライデーの腰折れ、クリスマスから年末年始にかけての短期的な景気の弱含みを市場が織り込んだ物と見られる。

    当初は米国の財政政策(CARES2)から始まり、FRBの金融政策、米国大統領選挙と米国の政治経済に振り回されていた相場だったが、紐が切れ飛び立った凧のように宙に舞っているように見える。

    ホワイトハウスの移行、バイデン政権への移行も少しずつ始まり出しており、米国の正常化は始まったように見られたが、やはりまだまだ景気に不安を持つ投資家が多いのかもしれない。

    デリバティブのポジショニングについては、Commodity Futures Trading Commission(CFTC)は連休のせいで公表が遅れており、前週分のデータは手元にない。とはいえ、過去分のデータを使い「Educated Guess」(推測)を行う事は出来る。前週のレポートでNon-Commercial(非商業)先物のショート・ポジションは増加(10月末以来の水準)していると述べた。恐らくは勢い的に更に先週は増していた可能性がある。

    そんな増加が見られていた中、ショートが全面安時にクリティカル・ヒットしたと思われる。先週号で「根強く何処かで一気に売りが来ると見ているのだろう。ショート・ポジションの増加傾向は少し不気味である。デリバティブ市場の動きはしっかりと把握しておきたい所であろう」と述べたが実際来てしまった次第である。

    ロングは恐らくは横這いか、ややロスカットで減少している可能性が高い。利食いが出ている事から建玉で見ると横這いで推移しているのかもしれないが、新型コロナウイルス感染症拡大と、先週述べた米国選挙の状況(上院の結果次第)ではデリバティブのポジションは増加・減少、どちらにも行く可能性もあろう。

    ウイークリーレポートデータ

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