マーケット情報

日次レポート

  • ビットコイン反発。再度高値を目指すことはできるか。
    米株式市場は前日の急落から反発。


    昨日のBTC/JPYは高値が¥3,436,000、安値が¥3,115,000と変動幅が¥321,000であった。
    5日移動平均は¥3,344,124、25日移動平均は¥3,635,548、100日移動平均は¥2,381,974となった。
    ビットコインは反発。27日につけた安値以降は値を戻す展開が続いている。1月上旬の史上最高値から上値が重い調整局面が続いているが、テクニカル的には50日移動平均線である、305万円付近を目先のサポートラインとみる投資家が多い模様。
    27日、日本暗号資産市場株式会社により、国内初となる円建てのステーブルコイン「JPYCoin」が発行された。同社によると、日本のブロックチェーン業界の活性化を目指したものでもあり、既存の暗号資産への影響には注目が集まる。
    一方、米株式市場は反発し、NYダウは300ドル高で取引を終えた。米10-12月期のGDP速報値は+4.0%と市場予想を下回ったものの、新規失業保険申請数は市場予想を上回る減少幅となった。経済指標がまちまちな中、前日の急落による割安感から買いが優勢となった。

週次レポート

  • ビットコイン下落の理由/背景と、今後の安値メド~米新政権、クジラ、二重払い…

    ◆1月11日の安値を割り込み一時300万円割れ
    1月8日約430万円の高値から1月11日約320万円まで下落し、その後370万円前後でもみ合っていたビットコインが、ここ3日間続落し11日の安値を割り込み一時300万円割れまで下落し、小反発しています。
    今回はビットコインが下落した理由/背景と、安値のメドについて解説します。

    ◆大前提として急上昇の反動
    大前提としてビットコインは、昨年12月中旬の200万円処から1ヵ月足らずで倍以上上昇しています。これは前回「【緊急レポート】ビットコイン暴落の4つの理由/原因と今後」でも解説したように、「この急上昇に対して急ブレーキがかかったのはマーケットにおいては当然の事」と言えるでしょう。一旦、下げ止まり回復し力強さを見せましたが、そもそもこの1年で大幅に上昇していることに違いはありませんから、その反動からいつ下がってもおかしくはないということでしょう。

    ◆バイデン新政権の暗号資産に対する姿勢への懸念
    米国でバイデン新大統領が就任し、新政権の暗号資産(仮想通貨)に対する姿勢への不安もビットコインが大幅下落した一因のようです。
    ①一般的に経済優先の共和党トランプ大統領から、消費者保護優先の民主党バイデン新大統領に政権が移行したことにより、暗号資産に対する規制が強化されるのではないかという懸念。
    ②次期米財務長官のイエレン氏が、20日の米上院公聴会で『暗号資産のテロ等での不正利用やマネーロンダリングを抑制する方法を考えなければならない』と答えたことから、規制強化への懸念の高まり。
    しかし、イエレン氏がこの上院公聴会に送付した証言文書では『暗号資産やデジタル資産(CBDC等)のメリットや金融システムを発展させる可能性を十分考慮すべき』と述べられており、その上で健全に利用されるよう関係各所と連携していかなければならないと、語られています。
    これは至極当然のことであり、とにかく規制といったネガティブな姿勢というわけでは無いようにも思われます。

    ◆クジラの売りが増加傾向
    「クジラ」と呼ばれるビットコインを1,000BTC以上保有する大口保有者が、利益確定の売りとショートポジション(売り方)を増やしている動きもビットコインの下落の背景のようです。
    高値もみ合いから続落となる中、ビットコインにおけるクジラの取引比率が高まり、荒っぽい値動きに拍車をかけている側面もありそうです。

    ◆二重払いの誤報
    今回のビットコインの下落理由として、ビットコインの二重支払い(ダブルスペンド)があったのではないかと一部で語られたようですが、実際には二重払いなどではなく0.00062063BTCに過ぎない送金での事象で、詐欺や悪意ある行為ではないと報告されています。
    ビットコインに限らずマーケットの変動理由探しで様々な要因が語られますが、必ずしも正しかったり正確とは限らないので、十分注意するようにしましょう。

    ◆ビットコインはヘッジには適さないというレポート
    JPモルガン・チェースのストラテジストが、急激な負荷のかかったマーケットではビットコインはヘッジには適さないというレポートを公表し、ポートフォリオの分散効果に役立つとしてビットコインを保有している投資家に不安を感じさせたことなども、下落要因の一つのようです。
    もっとも、レポートでは法定通貨や既存の決済システムに対する防衛策としての価値は述べられており、単純にディフェンシブ資産とみなすには急上昇しすぎている状況も加味されているようです。

    ◆弱気が加速した場合の2つのメド
    BTC日足
    ビットコイン日足チャート

    ビットコイン下落の理由や背景はこのようなものであり、一旦リバウンドした安値を割り込んだというのはテクニカル的には充分警戒が必要です。日足チャートで見ると昨年クリスマス前に多少もみ合った250万円処が一つの目安と言えるでしょうが、強力なサポートラインというほどではなく、弱気が加速した場合は直近急上昇の出発点である200万円処がメドになってくると思われます。
    この先、下落した場合に押し目買いを考える際にはその辺りが参考になるのではないでしょうか。


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